学年1位の代償は、ライバルお嬢様のメイド5人による『射精管理』調教でした
万年2位だった僕は、期末テストでついに完璧美少女・三条愛理を抜いて学年1位を手にした。 だが、それは彼女が仕掛けた甘美な罠の始まりだった。 「あなたの一位の秘訣、教えてほしいの」 「勉強会」と称して招待された彼女の豪邸。 そこで俺を待っていたのは、愛理に仕える5人のメイドたちによる、背徳的で過激すぎる「おもてなし」だった。
掲示板に貼り出された順位表の最上段、そこに自分の名前を見つけた瞬間、心臓が大きく跳ねた。
「やった……」
思わず漏れた声は自分でも驚くほど上ずっていた。 篠原翔太。それが僕の名前。そしてその横には、燦然と輝く『1位』の文字。 期末テスト総合一位。これまで万年二位、どんなに努力しても届かなかった頂点に、ついに手が届いたのだ。
周囲から聞こえる「すげえな、篠原」「マジかよ」という賞賛の声が心地いい。だが、僕の視線はただ一点、自分の名前の一つ下にある名前に釘付けになっていた。
『2位 三条 愛理』
彼女こそ、僕が超えるべき壁であり、焦がれの対象だった。 腰まで伸びる艶やかな黒髪、雪のように白い肌、そして人形のように整った顔立ち。おまけに成績は常に学年トップ。非の打ち所がない完璧な存在。それが三条愛理だ。
彼女はいつも静かに微笑んで、その微笑みは近寄りがたいほどの気品を放っていた。そんな彼女が、今、どんな顔をしているだろう。 好奇心に駆られて振り返ると、教室の隅で彼女が順位表をじっと見つめているのが見えた。その表情は、いつもの穏やかな微笑みとは程遠い。能面のように無表情だが、その瞳の奥には、氷のような冷たい光が宿っているように見えた。僕が一位を取ったことが、よほど屈辱だったのだろうか。
目が合った瞬間、彼女はふいと視線を逸らし、取り巻きの女子たちに囲まれて教室を出て行った。その背中を見送りながら、僕は勝利の余韻に浸りつつも、胸の内に奇妙な罪悪感が芽生えるのを感じていた。
*
その日の放課後だった。一人で参考書を買いに書店へ向かおうと廊下を歩いていると、背後から凛とした声が僕を呼び止めた。
「篠原くん」
振り返ると、そこに立っていたのは三条愛理だった。夕陽が差し込む廊下で、彼女のシルエットはまるで絵画のように美しかった。
「三条さん……」
「テスト、一位おめでとう。すごいのね」
抑揚のない声だったが、その言葉にはどこか棘があるように感じられた。
「あ、ありがとう。三条さんこそ、いつも通りすごいじゃないか」
「いいえ。二位は一位じゃないもの。完敗よ」
彼女はそう言って、初めて僕の前で微笑んだ。だが、その笑みはどこか作り物めいていて、僕の背筋をぞくりとさせた。
「それで……一つ、お願いがあるのだけれど」
「お願い?」
「ええ。もしよかったら、今度の週末、私の家で一緒に勉強しないかしら。あなたの一位の秘訣、少しだけ教えてほしいの」
予想外の申し出に、僕は言葉を失った。あの三条愛理が、僕に勉強を教えてほしい? 信じられなかった。
「僕なんかでいいの?」
「あなたじゃなきゃダメなのよ。私を負かした、あなたに」
彼女の瞳が、まっすぐに僕を射抜く。その真剣な眼差しに、僕は断るという選択肢を完全に失っていた。
「わ、わかった。僕でよければ」
「よかった。じゃあ、日曜日の午後一時でどうかしら。住所は後でメールするわ」
そう言うと、彼女は満足そうに頷き、踵を返した。去っていく彼女の背中を見送りながら、僕の胸は高鳴っていた。 あの三条さんと、二人きりで勉強会。しかも彼女の家で。 舞い上がっていた僕は、彼女の瞳の奥に潜む冷たい光の本当の意味に、まだ気づいていなかった。彼女が仕掛けた甘美な罠の入り口に、僕が自ら足を踏み入れたことにも。
*
日曜日、僕はメールで送られてきた住所を頼りに、高級住宅街の一角に立っていた。そこに聳え立つのは、城と見紛うばかりの巨大な洋館。高い塀に囲まれ、重厚な鉄の門が来訪者を威圧している。ここが、三条愛理の家。あまりのスケールの違いに、僕は完全に気圧されていた。
インターホンを押すと、すぐに落ち着いた女性の声が応え、ゆっくりと門が開いた。敷地内に入ると、手入れの行き届いた広大な庭園が広がっている。その奥にある玄関で僕を待っていたのは、クラシカルなメイド服に身を包んだ、二人の中年女性だった。
「篠原翔太様でいらっしゃいますね。お待ちしておりました」
深々と頭を下げるメイドたちに、僕はどう反応していいか分からず、ただ曖訪に頷くことしかできなかった。案内された屋敷の中は、まるで映画のセットのようだった。高い天井、磨き上げられた大理石の床、壁に飾られた高価そうな絵画。
通されたのは、広々としたリビングルームだった。大きな窓から陽光が差し込み、部屋全体を明るく照らしている。部屋の中央にある豪華なソファに、彼女は座っていた。
「いらっしゃい、篠原くん」
学校で見る制服姿とは違う。ゆったりとした白いワンピース姿の彼女は、どこか大人びて見えた。
「こ、こんにちは。すごい家だね……」
「そう? 散らかっていてごめんなさいね」
どこが、と心の中でツッコミを入れる。彼女は立ち上がると、僕を図書室へと案内した。壁一面が本棚で埋め尽くされた、まさに知の殿堂と呼ぶにふさわしい部屋だった。
「ここで勉強しましょう。お茶を淹れさせるわね」
彼女が軽く手を叩くと、どこからともなく若いメイドが現れた。年の頃は僕と同じくらいだろうか。長い髪を後ろで一つに束ね、涼しげな目元が印象的な美人だった。
「お嬢様、お呼びでしょうか」
「ええ、詩織。お茶をお願い。それと、篠原くんのために何かお菓子も用意してちょうだい」
「かしこまりました」
詩織と呼ばれたメイドは静かに一礼すると、音もなく部屋を出て行った。 大きなマホガニーのテーブルに向かい合って座り、僕たちは勉強を始めた。最初は緊張でガチガチだった僕も、彼女の真剣な態度に引き込まれ、次第に集中していった。分からない問題を教え合う時間は、思った以上に有意義で、楽しかった。
しばらくして、詩織さんが紅茶と美しいケーキを運んできた。
「どうぞ、ごゆっくり」
彼女が僕の隣にカップを置く瞬間、ふわりと甘い香りが鼻を掠めた。そして、彼女の指先が僕の腕にほんの僅かに触れた。それは偶然だったのかもしれない。だが、その柔らかい感触に、僕の心臓はどきりと跳ねた。
「ありがとうございます」
平静を装って礼を言う僕に、詩織さんは意味ありげな微笑みを返して部屋を出て行った。 勉強を再開してすぐのことだった。愛理が床に落としたペンを拾おうと屈んだ瞬間、彼女のワンピースの裾がめくれ上がり、純白のレースに縁取られた布地が僕の目に飛び込んできた。
「あっ……」
思わず息を呑む。見えたのはほんの一瞬だった。だが、その光景は僕の網膜に焼き付いて離れない。彼女は何も気づいていないかのように、「ごめんなさい」と言って体を起こした。 その顔は少し赤らんでいるように見えた。まさか、わざと……? いや、そんなはずはない。考えすぎだ。僕は必死で頭を振って邪念を追い払おうとした。だが、一度意識してしまったらもうダメだった。彼女の些細な仕草一つ一つが、僕の理性を揺さぶってくる。脚を組み替えるたびにちらつく太腿、首筋を流れる汗。
問題集の文字が、頭に入ってこない。さっき触れたメイドの指先の感触と、愛理の白い下着の残像が、僕の思考をかき乱す。
「篠原くん? どうしたの、顔が赤いけれど」
心配そうに覗き込んでくる彼女の顔が近い。シャンプーの甘い香りが、僕の鼻腔をくすぐる。
「な、なんでもない。ちょっと、のぼせただけかも……」
「そう。なら、少し休憩しましょうか」
彼女はそう言うと、ふと何かを思い出したように立ち上がった。
「そうだわ。父に頼まれていた本を探してこないと。少しだけ、席を外すわね。すぐに戻るから」
そう言って、彼女は奥にある書庫へと消えていった。 一人残された部屋に、静寂が訪れる。僕は大きく深呼吸をして、乱れた心を落ち着かせようとした。 その時だった。静かにドアが開き、詩織さんが入ってきた。
「篠原様、失礼いたします。紅茶のお代わりはいかがですか」
「あ、はい。お願いします」
彼女は僕の隣に立つと、優雅な手つきでカップに紅茶を注ぎ始めた。その時、彼女の体が僕の肩にぐっと密着した。柔らかく、豊かな膨らみが、僕の腕に押し付けられる。
「えっ……!?」
驚いて身を引こうとする僕の耳元で、彼女は囁いた。
「お嬢様が、篠原様のことをとても気にしておられました。『勉強が手につかないくらい、夢中にさせてあげて』と」
その言葉の意味を理解した瞬間、僕の背筋を冷たい汗が伝った。 罠だ。これは、すべて仕組まれた罠だったのだ。
「な、何を……」
僕が何かを言う前に、彼女の手が僕の太腿の上にそっと置かれた。そして、ゆっくりと、しかし大胆に、内側へと這い上がってくる。
「さあ、篠原様。お嬢様からの、特別なおもてなしを始めましょうか」
詩織さんの唇が、妖艶な笑みを形作った。その瞳は、獲物を前にした獣のように、ぎらぎらと輝いていた。僕の心臓が、破裂しそうなほど激しく脈打ち始めた。
詩織さんの指先が、僕のズボンの上から硬く昂った部分をなぞる。
「ふふっ、正直な方ですね。もうこんなにお元気で」
吐息交じりの囁きが、僕の耳を蕩かす。理性では「やめろ」と叫んでいるのに、体は正直に反応してしまっていた。
「や……やめてください……」
かろうじて絞り出した拒絶の言葉は、自分でも情けないほどにか細く、震えていた。
「どうしてです? 気持ちいいのでしょう?」
彼女は僕の抵抗をせせら笑うかのように、指の動きを止めない。それどころか、もう片方の手が僕のシャツのボタンにかけられ、一つ、また一つと外されていく。
「だ、誰か来たら……!」
「ご心配なく。お嬢様はしばらく戻られませんし、この屋敷の者は皆、心得ておりますから」
開かれたシャツの隙間から、彼女の冷たい指が滑り込んできた。素肌を撫でられ、僕はびくりと体を震わせる。指先が胸の中心にある突起を探り当て、くい、と爪を立てた。
「ひぁっ……!」
今まで感じたことのない、鋭い快感が背筋を駆け上る。僕の乳首が、固く尖っていくのが自分でも分かった。
「あら、ここも可愛らしいですね」
詩織さんは楽しそうに笑うと、指先で執拗にそこを弄り始めた。くるくると円を描くように撫でられたかと思えば、親指と人差し指で挟んで転がされる。そのたびに、僕の口からは「ぁ……ぅ……」と意味をなさない声が漏れた。 下半身では、ズボンの上からの愛撫が続いていた。二方向からの刺激に、僕の思考は完全に麻痺していく。勉強のこと、テストのこと、そんなものはもうどうでもよくなっていた。ただ、目の前の快感に溺れてしまいたい。そんな抗いがたい欲求が、僕の全身を支配し始めていた。
「篠原様、少し窮屈そうですね」
そう言うと、詩織さんは僕の前に跪いた。そして、僕のベルトに手をかけ、慣れた手つきでバックルを外す。ファスナーが引き下ろされ、下着ごと引っ張られると、熱く膨れ上がった僕の分身が窮屈な布地から解放された。
「まあ……立派なもの」
彼女は感嘆の声を漏らし、その熱い先端にそっと唇を寄せた。 生温かく、湿った感触。ちろり、と舌先が先端の割れ目を舐め上げ、僕の体は再び大きく跳ねた。
「んんっ……!」
彼女は顔を上げ、潤んだ瞳で僕を見つめる。
「お嬢様から言われております。『最初の一滴まで、残さずいただくように』と」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに、彼女は僕の屹立をその小さな口に含んだ。
「んぐっ……ぅ……!」
信じられないほどの柔らかさと熱が、僕のすべてを包み込む。内壁を這う舌の動きが、ねっとりと絡みつき、僕の理性を根こそぎ奪い去っていく。巧み、という言葉では表現しきれない。それはもはや芸術の域に達していた。 ずぶずぶと奥深くまで呑み込まれ、喉の奥でくぐもった吸引音が響く。同時に、シャツの上から乳首への刺激も再開されていた。指先が絶え間なく快感を与え続け、僕の体は椅子の上でのたうち回ることしかできない。
「あ……ぁ……もう、だめ……っ」
射精感が、下腹部の奥からマグマのように湧き上がってくる。限界だった。
「だめですよ、篠原様。まだです」
詩織さんは一旦口を離すと、僕の顔を覗き込んだ。その顔は快感に火照り、妖しい色香を漂わせている。
「もっと、もっと気持ちよくなっていただかないと」
彼女は再び僕の乳首に指を這わせた。そして、今度はもう片方の手を僕の股間に伸ばし、二つの丸い袋を優しく揉みしだき始めた。
「ひっ……!?」
口と乳首、そして睾丸。三点からの同時攻撃に、僕の意識は白く染まった。快感の波が、次から次へと押し寄せてくる。
「詩織……さん……っ」
僕は無意識のうちに、彼女の名前を呼んでいた。
「はい、篠原様。ここに」
彼女は微笑むと、今度はその豊満な胸元を大きく開いた。ブラウスのボタンが弾け飛び、レースのブラジャーに包まれた巨大な双丘が現れる。彼女はそれをいとも簡単にたくし上げ、雪のように白い肌を惜しげもなく晒した。
「こちらもお好きでしょう?」
彼女は僕のペニスを掴むと、その深い谷間に埋め込んだ。
「ぅぐ……っ!」
口の中とはまた違う、むっちりとした柔らかな圧迫感。熱く、弾力のある肉壁が、僕の分身をむにむにと締め付ける。彼女はローションを取り出すと、谷間にたっぷりと注ぎ込み、自らの胸を上下に動かし始めた。 ぬるぬるとした液体が肌と肌の間で粘着質な音を立てる。僕のペニスは、その極上の感触の中で激しくしごき上げられた。
「んっ……んんっ……!」
「ふふっ、すごい熱ですね。私のおっぱいも蕩けてしまいそうです」
乳首への愛撫は止まない。ねちっこい指の動きが、僕の感覚を狂わせる。もう自分がどこにいて、何をしているのかも分からなくなっていた。ただ、目の前のメイドが与えてくれる快感だけが、世界のすべてだった。
「あ……あぁっ……イク……!」
僕はついに限界を迎え、腰を大きく痙攣させた。詩織さんは僕の射精を察すると、素早く胸からペニスを引き抜き、再びその口で迎え入れた。 喉の奥で、熱い奔流が迸る。
「んん……っ……んぐ……っ」
詩織さんは一滴も漏らすまいと、ごくごくとそれを飲み下していく。僕の体が脱力し、椅子にぐったりと凭れかかった後も、彼女は残らずそれを味わうように、先端を丁寧に舐め清めた。 すべてが終わった時、部屋には僕の荒い息遣いだけが響いていた。詩織さんは口元についた白い液体を指で拭うと、満足げに微笑んだ。
「……いかがでしたか、篠原様。お嬢様へのお返事、これでできましたでしょうか」
僕は何も答えられなかった。ただ、背徳的な快感の余韻に身を震わせながら、目の前の妖艶なメイドを見つめることしかできなかった。 勉強しなければならない。次のテストでは、必ず三条愛理に勝たなければならない。そう思っていたはずの理性が、今はもうどこか遠くに霞んでいた。 僕の心の中には、新たな欲求が芽生えていた。 もう一度、あの快感を味わいたい。 その欲望が、僕を破滅へと導く甘い毒であることに、まだ気づかずに。
*
あの日以来、僕の日常は一変した。 授業中も、参考書を開いている時も、頭に浮かぶのは詩織さんの妖艶な姿と、身を焦がすような快感の記憶だった。集中しようとすればするほど、彼女の吐息や肌の感触が蘇り、僕の思考を妨げる。 当然、勉強は全く手につかなかった。そんな僕の様子を見透かしたかのように、愛理から再び連絡が来たのは、最初の勉強会から三日後のことだった。
『今週の土曜日、またどうかしら』
メッセージを見た瞬間、僕の心臓は激しく高鳴った。理性では「断らなければ」と分かっている。だが、僕の指は意思に反して『行く』と返信を打っていた。僕の体は、あの快楽を忘れられなくなっていたのだ。
再び訪れた三条家の屋敷。今回は詩織さんだけでなく、もう一人、小柄で可愛らしい印象のメイドが出迎えてくれた。
「お待ちしておりました、篠原様。私は鈴音と申します」
二人目のメイドの登場に戸惑う僕を、愛理はいつものように図書室へといざなう。そして、前回と同じように、適当な理由をつけて席を外した。 彼女の姿が見えなくなった途端、待っていましたとばかりに詩織さんと鈴音さんが部屋に入ってきた。
「篠原様、お待ちしておりました」
「さあ、今日もお嬢様のために、たっぷりとお尽くしいたしますね」
二人は僕を挟むようにしてソファに座ると、すぐにご奉仕を始めた。詩織さんが僕の服を脱がし、鈴音さんが首筋や耳を優しく舐め上げる。
「ひゃっ……!?」
二人がかりの愛撫は、一人でされるのとは比べ物にならないほど刺激的だった。右からは詩織さんの熟練した指が乳首を責め立て、左からは鈴音さんの幼い舌が耳の穴をくすぐる。
「んっ……ふ……ぁぅ……」
あっという間に僕は昂奮の頂点に達し、ペニスは固く熱を持っていた。
「まあ、篠原様。今日もずいぶんとお早いですね」
詩織さんが僕の分身を握り、鈴音さんがその先端に顔を寄せる。
「ふふっ、美味しそう……」
鈴音さんはそう言うと、子猫がミルクを飲むように、ぺろぺろと亀頭を舐め始めた。その無邪気な仕草と、ねっとりとした舌使いのギャップに、僕の腰は勝手に震えた。
「鈴音、代わりなさい」
詩織さんは鈴音さんを押し退けると、自らの唇で深くそれを包み込んだ。前回よりもさらに激しく、貪るようなフェラチオ。僕がそれに悶えていると、今度は鈴音さんが僕の胸元に跨ってきた。
「篠原様、失礼しますね」
彼女は自分のメイド服のスカートをたくし上げ、下着をずらすと、濡れそぼった秘部を僕の顔に押し付けてきた。
「んむっ……!?」
甘く、むせ返るような女の匂い。視界が柔らかい肉で覆われ、息苦しさと興奮で頭がどうにかなりそうだった。
「ほら、篠原様。ちゃんとお口を開けて……鈴音のこと、綺麗にしてくださらないと」
僕は言われるがままに口を開け、彼女の蜜を貪った。下では詩織さんの激しい扱きに、上では鈴音さんの顔面騎乗に、僕は完全に翻弄されていた。 快感の波状攻撃に耐えきれず、僕は詩織さんの口内へと迸らせた。ぐったりと虚脱する僕の上で、鈴音さんは満足そうに微笑んでいた。
それからというもの、僕は週に二度、三度と三条家に通うようになった。勉強するという名目はとうに消え失せ、それはもはや僕にとって、快楽を享受するための儀式となっていた。 メイドの数も、日を追うごとに増えていった。詩織さんと鈴音さんだけでなく、長身でクールな雰囲気の楓さん、双子で悪戯っぽく僕を責める美月と優月。彼女たちはそれぞれが異なるテクニックで、僕を快楽の底へと引きずり込んでいく。
ある日は、楓さんが僕の後ろに回り、指にローションを塗って囁いた。
「篠原様、まだ感じたことのない世界へお連れしますね」
最初は恐怖でしかなかった。だが、彼女の巧みな指使いが僕の前立腺を刺激した時、僕は脳が焼き切れるような、これまでとは全く異質の快感に襲われた。体の内側から湧き上がる、抗いがたい悦楽。僕は自分が男でありながら、メスにさせられていくような感覚に震えた。 またある日は、双子の美月と優月に両側から乳首を舐められながら、詩織さんのパイズリと鈴音さんのフェラチオを同時に受けた。四人のメイドに全身をくまなく愛撫され、僕は自分が人間ではなく、ただの快楽装置になったような錯覚に陥った。
彼女たちは僕を「篠原様」と呼びながらも、その瞳には嗜虐的な光が宿っていた。僕が快感に喘ぎ、悶える姿を見て、心から楽しんでいるのが分かった。僕は彼女たちの玩具なのだ。 それでも、僕は三条家に行くのをやめられなかった。 勉強は、もう手につかなかった。教科書を開いても、そこに書かれているのはメイドたちの名前と、彼女たちが与えてくれる快楽の数々だった。僕の脳は、完全に快楽に支配されていた。
「篠原、最近どうしたんだ? ぼーっとしてるぞ」
友人から心配されても、僕は曖昧に笑って誤魔化すだけだった。頭の中は、次のご奉仕のことでいっぱいだったからだ。 鏡に映る自分の顔は、以前よりも痩せ、目の下には隈ができていた。だが、その瞳はどこか虚ろで、熱に浮かされたように潤んでいた。 テストが、刻一刻と近づいてきていた。焦りを感じないわけではない。だが、それ以上に、メイドたちの肌の感触を求める気持ちが強かった。 愛理は、僕が彼女の家で何をされているのか、すべて知っているはずだった。時折、勉強会のふりをしている時にすれ違う彼女の視線は、僕を憐れむようでもあり、嘲笑うようでもあった。 僕は彼女の掌の上で踊らされているだけの人形。それを分かっていながら、自らその快楽の糸に絡まりにいくことしかできなかった。
次のテストで、僕がどうなるのか。 その答えは、分かりきっていた。だが、僕はもう、その破滅から目を逸らすことしかできなかったのだ。
*
テスト期間の最終日、僕はいつものように三条家の門をくぐっていた。明日から始まる期末テストに向けて、最後の追い込みをしなければならない。そんなことは、頭の片隅では分かっていた。だが、僕の足は意思とは無関係に、この快楽の館へと向かっていた。
「お待ちしておりました、篠原様」
今日、僕を迎えたのは、詩織、鈴音、楓、美月、優月の五人全員だった。勢揃いした彼女たちの姿に、僕はこれから始まる饗宴を予感し、ごくりと喉を鳴らした。
「本日は、お嬢様から特別な言伝をいただいております。『明日のテスト、頑張ってくださいね。そのための、最後のお力添えをしてあげて』と」
詩織さんが妖艶に微笑む。力添え、という言葉とは裏腹に、彼女たちの瞳は僕を食い尽くさんばかりの飢えた光を宿していた。 僕はすぐに広い寝室へと連れて行かれ、なすすべもなく服をすべて剥ぎ取られた。そして、キングサイズのベッドの中央に仰向けにさせられる。
「さあ、篠原様。今日は時間をかけて、たっぷりと可愛がってさしあげます」
五人のメイドたちが、僕の体を囲んだ。それはまるで、生贄を前にした儀式のようだった。 最初に、美月と優月の双子が僕の両側に座り、乳首を舐め始めた。二対の舌が、左右同時に僕の敏感な突起を嬲る。ちゅ、ちゅ、と音を立てて吸い上げられ、甘噛みされ、僕は開始早々、甲高い喘ぎ声を上げた。
「ひぁっ……! ぁ、あぁ……っ!」
「ふふっ、篠原様の乳首、すっかり私たちの舌の形を覚えちゃいましたね」
「もうこれだけでイキそうなお顔してますよ」
双子が笑いながら責め立てる中、今度は鈴音さんが僕の顔に跨ってきた。
「篠原様、今日も鈴音のお掃除、お願いしますね」
問答無用で顔面に押し付けられる、濡れた秘部。僕は息苦しさに悶えながらも、その甘い蜜を舌で掬い取る。 そして、下半身では詩織さんと楓さんが連携を始めていた。詩織さんが僕のペニスを根本からしっかりと握り、楓さんがその先端に唇を寄せる。
「ん……ちゅ……」
楓さんのクールな表情からは想像もつかないほど、ねっとりとした濃厚なフェラチオ。亀頭だけを執拗に舐め上げ、僕の射精感を煽る。
「楓さん、焦らしすぎですよ」
詩織さんはそう言うと、自らの胸をはだけ、たっぷりとローションを塗った巨乳で僕の竿をしごき始めた。
「あ……うぐぅ……っ!」
五人のメイドによる、全身同時攻撃。乳首、口、ペニス、そして睾丸は双子の空いた手によって優しく揉まれていた。逃げ場のない快感の奔流に、僕の意識は完全に飲み込まれていく。
「篠原様、そろそろこちらもいかがですか」
フェラチオをしていた楓さんが、いつの間にか僕の後ろに回り込んでいた。彼女の手には、ローションでぬらぬらと光る細いバイブが握られている。
「や……やめ……」
僕の制止も虚しく、その冷たい先端が僕の肛門に押し当てられた。
「大丈夫ですよ。すぐに気持ちよくなりますから」
ぶるぶると震えるそれが、ゆっくりと僕の中に侵入してくる。
「んんんっ……!?」
異物感と、内側から直接前立腺を刺激される強烈な快感。僕は体を弓なりにしならせ、意味のない悲鳴を上げた。
「あらあら、すごい反応ですね」
「篠原様のお尻、とっても敏感」
メイドたちの楽しそうな声が、遠くに聞こえる。 バイブが奥で激しく振動し、詩織さんのパイズリが速度を増す。鈴音さんの顔面騎乗は腰の動きが加わり、双子の乳首責めは歯が立てられるほどに激しくなる。 もう、限界だった。何もかもがめちゃくちゃになって、快感で頭がどうにかなりそうだった。
「い……イクっ! イッてしまう……っ!」
僕が絶叫した瞬間、五人の動きがぴたりと止まった。 そして、詩織さんが僕の耳元で囁いた。
「だめですよ、篠原様。お嬢様からの最後の言伝です。『明日のテストが終わるまで、一滴たりとも出してはダメ』だと」
絶望が、僕の全身を貫いた。 寸止め。これ以上ない、残酷な拷問だった。
「そ、そんな……」
「さあ、お仕置きの時間ですね」
「イこうとした悪い子には、もっともっと感じてもらわないと」
そこから先は、まさに地獄だった。 射精寸前で止められ、別の場所を責められる。それを延々と繰り返された。快感はいつしか苦痛に変わり、僕は涙と涎を垂らしながら、ただ彼女たちにされるがままになっていた。 意識が朦朧とし、何度も失神しかけた。そのたびに、彼女たちは僕の体を揺さぶり、意識を無理やり引き戻す。
どれくらいの時間が経ったのだろう。窓の外が白み始めた頃、ようやく責めは終わった。 僕はベッドの上で、抜け殻のようになっていた。体は搾り取られ、指一本動かすこともできない。ペニスは、溜まりに溜まったものを出せずに、痛々しいほどに膨れ上がっていた。 メイドたちは汗ひとつかいていない涼しい顔で、僕の体を綺麗に拭き、服を着せた。
「篠原様、これで明日のテストも大丈夫ですね。それでは、お気をつけてお帰りください」
詩織さんの声は、悪魔の囁きのように聞こえた。 僕はふらふらと覚束ない足取りで、三条家を後にした。頭はぼうっとして、何も考えられない。ただ、全身にまとわりつく倦怠感と、下腹部に溜まったままの熱だけが、現実感を伝えていた。 テストなんて、どうでもよかった。もう、何もかも。
*
結果は、分かりきっていた。 一週間後に貼り出された順位表に、僕の名前はなかった。いや、あった。ずっとずっと下の方、学年でも下から数えた方が早いくらいの位置に、『篠原翔太』の名前は惨めに張り付いていた。
クラスメイトたちが、信じられないという顔で僕を見る。同情、軽蔑、嘲笑。様々な視線が、僕の体に突き刺さる。 僕は何も感じなかった。ただ、呆然とその順位表を見つめていた。 その時、ふわりと甘い香りがした。 隣に、三条愛理が立っていた。彼女は順位表の一番上、再び返り咲いた『1位』の文字を満足そうに眺めていた。 そして、ゆっくりと僕の方を振り返った。 その顔には、完璧な、心の底からの勝利の笑みが浮かんでいた。
「残念だったわね、篠原くん」
その声は、悪戯が成功した子供のように、弾んでいた。
「でも、仕方ないわ。あなた、勉強よりも楽しいこと、見つけちゃったものね?」
彼女は僕の耳元でそう囁くと、くすくすと笑いながら去っていった。 僕は、その場に立ち尽くすことしかできなかった。 悔しい、という感情はなかった。ただ、深い、底なしの虚無感が僕を包んでいた。
彼女に負けた。完膚なきまでに。
そして、僕は気づいてしまった。成績も、プライドも、すべてを失った僕の心の中に、今もなお燻り続けている欲望の炎に。 メイドたちの、あの肌の感触を。 身を焦がすような、あの快感を。 僕は、もう戻れない場所まで来てしまったのだ。
廊下の窓から見える青い空が、やけに眩しく感じられた。