悠々自適な大家の俺が、妖艶な母と小悪魔なJKに性も財産も食い尽くされるまで
34歳、独身大家。悠々自適な生活を送っていた俺の日常は、隣に越してきた美人母娘によって崩壊した。 「お金の代わりに、わたくしの身体で支払うっていうのは、どうかしら?」 「お母さんだけずるい。私にもお小遣いちょうだい、パパ」 家賃を滞納した妖艶な母(30代)の熟練のテクニックに堕とされ、 その秘密を知った小悪魔な娘(JK)にも弄ばれる日々。 熟れた母の官能的な愛撫か、退廃的な娘の鋭利な快感か。 二つの快楽に溺れた俺は、彼女たちの「共有財産(ペット)」として性も財産も搾り取られていく……。
アパートの大家、というとなんだか古臭い響きがある。年配の頑固爺か、人のいいお婆さんか。世間のイメージはそんなところだろうが、俺、高梨祐介は三十四歳独身。親から相続したこの築十五年の鉄筋コンクリート三階建てアパート「メゾン・ソレイユ」の最上階、角部屋の301号室に住みながら、残りの十一部屋の家賃収入で暮らしている。
働かずして毎月そこそこの金が振り込まれる生活は、控えめに言っても極楽だ。午前中は近所のジムで汗を流し、午後は書斎で読書や映画鑑賞。気が向けば都心まで出て少し贅沢なランチを楽しむ。誰にも縛られず、時間に追われることもない。俺はこの悠々自適な毎日を心から満喫していた。
そんな平穏な日常に、小さな波紋が広がったのは三ヶ月ほど前のこと。俺の住む301号室の隣、302号室に新しい住人が越してきた。不動産屋からの書類には「水城怜奈(みずき れいな)」と、その娘「沙羅(さら)」の名前。母子家庭らしい。引っ越しの挨拶に来た二人を見て、俺は思わず息を呑んだ。
母親の怜奈さんは、三十代後半だろうか。緩くウェーブのかかった黒髪を片側に流し、身体のラインがくっきりと浮かび上がるニットのワンピースを着こなしていた。化粧は薄いのに、潤んだ瞳と分厚い唇がとてつもなく蠱惑的で、全身から熟れた果実のような甘い香りが漂ってくる。丁寧な言葉遣いとは裏腹に、その佇まいは夜の蝶を思わせる妖艶さに満ちていた。
「大家さんがお隣だなんて、心強いですわ。娘共々、よろしくお願いいたします」
そう言って深々と頭を下げる彼女のうなじの白さに、俺の喉がごくりと鳴った。 一方、娘の沙羅さんは高校生だという。怜奈さんとは対照的に、切り揃えられた黒髪のボブに、気怠げな眼差し。サイズの合っていない制服のブラウスからは華奢な鎖骨が覗き、どこか退廃的でアンニュイな雰囲気を纏っていた。母親譲りの整った顔立ちだが、その瞳の奥には底知れない昏い光が宿っているように見えた。
「……どうも」
短く呟くだけで、あとは母親の後ろに隠れるように俯いている。だが、その視線がちらりと俺の全身を舐めるように動いたのを、俺は見逃さなかった。まるで値踏みでもするかのような、冷たい視線だった。
美しいが、どこか普通ではない。そんな印象を抱かせる母娘だった。とはいえ、俺は大家で、彼女たちは店子。家賃さえきちんと払ってくれれば、それ以上の関係になることもない。俺はそう自分に言い聞かせ、すぐに日常へと戻っていった。
*
だが、その均衡はあっさりと崩れた。 三ヶ月が経ち、いつものように銀行のアプリで入金を確認していた俺は、ある異変に気づいた。302号室、水城怜奈名義の家賃が、今月分だけでなく、先月分も振り込まれていない。
「二ヶ月滞納、か……」
これは大家として看過できない。面倒だが、直接催促に行くしかなさそうだ。俺は重い腰を上げ、インターホンを押す代わりに、302号室のドアを直接ノックした。 数回のノックの後、ドアがゆっくりと開いた。現れたのは、部屋着なのだろう、シルクのキャミソールとショートパンツという出で立ちの怜奈さんだった。昼間だというのに、寝起きなのか少し気怠げな表情で、艶めかしい身体のラインがあらわになっている。
「あら、大家さん。どうかなさいました?」
小首を傾げる仕草だけで、むせ返るような色香が立ち上る。俺はごくりと唾を飲み込み、努めて事務的な口調を装った。
「水城さん。お家賃の件ですが、二ヶ月分、お支払いが確認できていないようでして」
その言葉に、彼女は悪びれる様子もなく、ふふっと吐息交じりに笑った。
「ごめんなさい。実は今、ちょっとお金の都合がつかなくって」
「はあ……ですが、こちらも困ります」
「ええ、わたくしも心苦しいんですの。でも、ないものはないんですもの」
そう言って、彼女はするりとドアの内側から身を乗り出し、俺の腕にそっと手を添えた。ひんやりとした指先が、服の上からでもわかるほど熱を持っている。
「だから……ねぇ、大家さん。お金の代わりに、わたくしの身体で支払うっていうのは、どうかしら?」
耳元で囁かれた言葉に、俺の思考は一瞬停止した。テレビドラマか何かか? そんな非現実的な提案に、俺は思わず一歩後ずさる。
「な、何を言ってるんですか。そんなことできるわけないでしょう」
「あら、どうして? 大家さんも男でしょう? わたくし、昔取った杵柄ってやつで、男の人を喜ばせるのは得意なんですのよ」
彼女の瞳が、とろりと熱を帯びて俺を見つめる。その視線は、明らかに素人のものではなかった。元風俗嬢か、あるいはそれに類する仕事をしていたのだろう。その確信が、俺の心に恐怖と、それ以上に抗いがたい好奇心を植え付けた。
「結構です! とにかく、来週までには必ず振り込んでください。でなければ、それ相応の手続きを取らせていただきますから」
精一杯の虚勢を張り、俺はその場を去ろうとした。だが、俺の腕を掴む彼女の力は、見た目に反して驚くほど強い。
「待って。そんな冷たいこと言わないで」
ぐい、と腕を引かれ、俺はたたらを踏んで部屋の中に引きずり込まれた。背後でドアが閉まる乾いた音が響く。薄暗い部屋の中には、甘ったるい香水の匂いが充満していた。
「ちょ、ちょっと、何するんですか!」
「いいから、少しだけ。少しだけわたくしに時間をちょうだい。絶対に後悔はさせないから」
言うが早いか、彼女の身体がぴたりと密着してくる。柔らかく、それでいて弾力のある胸の感触がシャツ越しに伝わり、俺の身体が強張った。怜奈さんの手が俺の背中に回り、もう片方の手は、俺の頬を優しく撫でる。
「大家さん、緊張してるのね。かわいい」
吐息がかかるほどの距離で囁かれ、彼女の唇が俺の唇に重ねられた。抵抗する間もない、不意打ちのキス。柔らかく湿った感触と、熟れた果実のような甘い味が、俺の理性をあっという間に溶かしていく。 最初は固く閉ざしていた俺の唇を、彼女の舌がこじ開けるように侵入してきた。巧みに絡みつき、歯列をなぞり、上顎をくすぐる。それは俺が今まで経験したことのない、あまりにも官能的で、支配的なキスだった。脳が痺れ、腰から力が抜けていく。
「ん……ふふ、力が抜けてきた」
唇が離れると、銀色の糸が二人を繋いだ。俺が喘ぐことしかできずにいると、彼女の手はシャツの中に滑り込み、背中を、脇腹を、そして胸をゆっくりと撫で回した。指先が乳首を掠めるたびに、びくりと身体が跳ねる。
「すごい、敏感なのね。感じやすい身体、好きよ」
彼女の指は、まるで俺の身体の地図を知り尽くしているかのように、的確に急所を攻め立ててくる。それはもはや愛撫というより、調教に近い行為だった。抗う意志は、彼女の巧みな指使いと舌使いの前に、跡形もなく消え去ろうとしていた。
「さあ、ベッドに行きましょうか。もっと気持ちいいこと、してあげる」
俺はまるで操り人形のように、彼女に導かれるまま寝室へと足を踏み入れた。断らなければ。大家として、人として、間違っている。頭の片隅で警鐘が鳴り響いているのに、身体は正直に熱を帯び、彼女の誘いを拒むことができなかった。この先に待っているのが、快楽の天国か、それとも破滅への入り口なのかもわからないまま、俺は彼女の腕の中に堕ちていった。
怜奈さんに導かれるまま、俺は寝室のダブルベッドに腰を下ろした。彼女は俺の前に膝立ちになると、うっとりとした表情で俺の顔を見上げながら、ベルトのバックルに手をかけた。金属の冷たい感触が腹に走り、俺はびくりと身を震わせる。
「大丈夫よ。全部、わたくしに任せて」
囁きながら、彼女は手際よく俺のズボンと下着を引きずり下ろした。すでに熱く膨らんでいた俺の昂りは、薄暗い部屋の空気の中に無防備に晒される。怜奈さんはそれを愛おしそうに両手で包み込むと、熟練の鑑定士が宝石を眺めるかのように、じっくりと観察した。
「立派なものをお持ちなのね。これなら、わたくしも楽しめそうだわ」
そう言うと、彼女は熱い吐息を先端に吹きかけた。ぞくりとした快感が背筋を駆け上がり、俺の昂りはさらに硬度を増す。次の瞬間、彼女の濡れた舌が先端をちろりと舐め上げた。
「ひゃっ……!」
思わず、情けない声が漏れた。たったそれだけの刺激で、全身の神経が一本に繋がったかのように、脳天まで快感が突き抜ける。彼女はくすりと笑うと、今度は全体を根本から先端まで、ゆっくりと、ねぶるように舐め上げていく。ざらついた舌の感触が、皮膚一枚隔てただけの血管を直接刺激するようで、俺は快感に身をよじることしかできない。
「すごい……こんなの、初めてだ……」
これまで付き合った女性との経験が、まるで子供の遊びのように思える。彼女のテクニックは、次元が違った。それはもはや性行為ではなく、一つの完成された芸術のようだった。
「ふふ、まだ始まったばかりよ」
怜奈さんは顔を上げると、俺のシャツのボタンを一つずつ外していく。露わになった胸に顔をうずめ、吸い付くように肌を食む。キスマークを刻みながら、彼女の唇は乳首へとたどり着いた。
「んんっ……!」
ちゅ、と音を立てて吸われ、舌で転がされる。それだけで、腰が勝手に浮き上がった。今まで、ここがこんなにも敏感な場所だとは知らなかった。片方の乳首を口で嬲りながら、もう片方を指で執拗にこね回す。上下からの同時に加えられる刺激に、俺の思考は完全に麻痺していく。
「気持ちいい? ねぇ、大家さん」
「は……ぁ……きもち、い……」
もはや、肯定の言葉しか出てこない。俺が快感に喘ぐ姿を見て、怜奈さんは満足そうに微笑むと、再び俺の股間へと顔をうずめた。 今度は、さっきよりもずっと深く、根本まで一気に呑み込んだ。喉の奥で締め付けられるような感覚と、温かく湿った内壁が絡みつく感触。彼女は巧みに吸引力をコントロールし、まるで生き物のように俺の昂りをしゃぶり尽くす。時折、歯を立てて裏筋を軽くこする。そのたびに、俺の身体は弓なりにしなり、射精感が一気に高まった。
「あ……っ、だめ、もう、出る……!」
俺が叫ぶと同時に、彼女はぴたりと動きを止めた。そして、ゆっくりと口を離し、潤んだ瞳で俺を見上げる。先端からは、堪えきれなかった蜜が数滴こぼれ落ちていた。
「もう? 早いわね。でも、まだダメよ」
寸止め。その言葉が、熱に浮かされた頭に響く。快感の頂点から突き落とされた身体は、行き場のない熱を持て余し、苦しいほどに疼いた。
「な……んで……」
「だって、まだお約束してないもの」
彼女は立ち上がると、自分のキャミソールの肩紐に指をかけ、するりと脱ぎ捨てた。現れたのは、豊かな膨らみを持つ、形の良い乳房だった。年齢を感じさせない張りと、先端で濃い色を主張する乳首。その芸術品のような身体を惜しげもなく晒し、彼女はベッドに上がって俺に跨った。
「ねぇ、大家さん。わたくしの身体、欲しいでしょう?」
俺の昂りをその手でしごきながら、彼女は耳元で囁く。汗ばんだ肌の匂いと、甘い香水の匂いが混じり合い、俺の理性をさらに揺さぶる。
「家賃のこと、今月も来月も、見逃してくれたら……この身体、あなたの好きにしていいわ。毎晩でも、こうして奉仕してあげる」
悪魔の囁きだ。だが、その提案は、今の俺にとって抗いがたい魅力を持っていた。目の前の極上の快楽と、それをいつでも享受できるという約束。天秤にかけるまでもない。
「わ……かった……わかったから、早く……」
俺が懇願すると、彼女は妖艶に微笑んだ。
「お利口さんね」
そう言うと、彼女は俺の昂りを掴み、ゆっくりと自分の灼熱の中へと導いていく。熱く濡れた粘膜が、先端をぬるりと飲み込んだ。
「あ……ぁっ……!」
今までに感じたことのない、強烈な締め付け。まるで意思を持っているかのように、内壁がうねり、俺のものを絡め取っていく。彼女はすぐに腰を動かさず、俺の反応を確かめるように、内部を締めたり緩めたりを繰り返した。
「すごい……締まりだ……」
「わたくし、これでも鍛えてるんですもの」
自慢げに言いながら、彼女はゆっくりと腰を上下させ始めた。一寸、また一寸と深く侵入してくるたびに、快感の波が全身を駆け巡る。それはもはや、ただの性交ではなかった。魂ごと吸い取られてしまうかのような、濃密な一体感。
「はぁ……っ、ん……っ!」
「いい声……もっと鳴いていいのよ」
彼女は俺の胸に手を置き、体重をかけてくる。豊かな乳房が俺の胸板に押し付けられ、柔らかな感触が俺を包み込む。腰の動きは次第に激しさを増し、ベッドがぎしぎしと悲鳴を上げた。
「あ……あっ、もう、ほんとに、ダメ……!」
二度目の射精感が、今度こそ限界を超えて押し寄せてくる。俺が叫ぶと、彼女はまたしてもぴたりと動きを止めた。そして、結合したままの状態で、にやりと笑う。
「まだよ。わたくしが、いいって言うまで」
「そん……な……!」
再び、寸止め。絶頂の寸前で動きを止められ、俺の身体は快感と苦痛の狭間で痙攣した。
「ねぇ、もっと? もっと欲しい?」
彼女は俺の乳首を指でつまみ、ぐりぐりとこね回す。
「う、ひぃっ……!」
「正直になりなさい。大家さん」
「ほ……しい……です……!」
屈辱と快感に顔を歪めながら、俺は懇願した。大家と店子という立場は、この部屋に入った瞬間に逆転していたのだ。俺はもはや、彼女の意のままに快楽を享受するだけの存在だった。
「ふふ、よろしい」
その言葉を合図に、彼女は嵐のような腰使いを再開した。深く、速く、角度を変えながら、俺の性感帯を的確に突き上げる。もう我慢の限界だった。
「イクッ! イグぅぅぅぅっ!!」
俺の絶叫と共に、身体の奥から熱い奔流がほとばしる。目の前が真っ白になり、意識が遠のいていく。どれだけの時間そうしていたのか、俺は彼女の身体の下で、何度も何度も果てさせられた。完全に精根尽き果てた俺を見下ろし、怜奈さんは満足げに微笑むと、汗で濡れた俺の額にそっとキスを落とした。
「これで、お約束成立ね。大家さん」
その声は、悪魔の囁きのように甘く、俺の耳に響いた。
*
翌日、俺は身体の気怠さと、昨夜の出来事がもたらした罪悪感で、昼過ぎまでベッドから出られなかった。怜奈さんのあの常軌を逸したテクニックは、間違いなくプロのものだ。そんな女の要求を、俺は快楽に負けて受け入れてしまった。大家失格だ。 自己嫌悪に陥りながらも、身体の芯にはまだ昨夜の快感の痺れが残っている。思い出そうとしなくても、肌に刻まれた記憶が勝手に蘇り、下腹部が微かに熱を持った。最低だ、と思いながらも、またあの快楽を味わいたいと願う自分がいる。
そんな葛言を抱えたままリビングでぼんやりしていると、玄関のチャイムが鳴った。モニターを確認すると、そこに立っていたのは302号室の娘、水城沙羅さんだった。制服姿の彼女を見て、俺の心臓がどきりと跳ねる。まさか、昨日のことに気づいて……。 居留守を使うか迷ったが、ここで無視すれば余計に怪しまれるかもしれない。俺は意を決してドアを開けた。
「……こんにちは、大家さん」
沙羅さんは、いつもと同じ気怠げな表情で俺を見上げていた。だが、その瞳には昨日までとは違う、何かを見透かすような光が宿っている。
「どうしたんだい? 学校は?」
「今日は午後から。それより、ちょっと話があるんだけど」
彼女は俺の返事を待たずに、するりと身体を滑り込ませて部屋に上がり込んできた。そして、リビングのソファにどかりと腰を下ろす。まるで自分の家のような、堂々とした態度だった。
「昨日、お母さんと何してたの?」
単刀直入な質問に、俺は言葉に詰まった。冷や汗が背中を伝う。
「な、何って……別に、何も……」
「ふーん。お母さんの部屋から、変な声、聞こえたけどな」
彼女は面白そうに口の端を吊り上げた。壁一枚隔てただけの隣室だ。聞こえていてもおかしくはない。俺は観念するしかなかった。
「……君には関係ないことだ」
「関係なくないよ。お母さん、家賃の代わりに身体で払ったんでしょ。最低」
吐き捨てるように言う彼女の言葉は鋭く、俺の胸に突き刺さる。だが、彼女はすぐに表情を変え、にこりと小悪魔のように微笑んだ。
「でも、お母さんだけずるいよね。私にもお小遣いちょうだいよ、大家さん」
「は……?」
予想外の言葉に、俺は呆気に取られた。
「お母さんみたいに、大家さんを気持ちよくさせてあげるからさ。その代わり、お金ちょうだい」
「き、君、自分が何を言ってるのかわかってるのか!? 高校生だろう!」
「わかってるよ。だから何? 私、パパ活で色々覚えたんだ。お母さんみたいな古いテクニックより、今の男の子が喜ぶやり方、知ってるよ」
不敵な笑みを浮かべ、彼女はソファから立ち上がると、俺にじりじりと迫ってきた。その気怠げな雰囲気とは裏腹の、獰猛な肉食獣のような眼差しに、俺は完全に気圧されてしまう。
「さ、こっち来て」
俺の腕を掴み、彼女は寝室へとぐいぐい引っ張っていく。怜奈さんと同じだ。この母娘は、こちらの都合などお構いなしに、強引に事を進める。俺は抵抗らしい抵抗もできず、昨日と同じベッドに押し倒された。
「やめろ……! 本当に、まずいことになるぞ!」
「大丈夫だって。誰にも言わないから」
俺の上に乗り上げると、沙羅さんは慣れた手つきで俺の服を脱がし始めた。その仕草には、母親である怜奈さんとはまた違う、ある種の無機質さと効率性があった。まるで、決められた手順をこなす作業のように。 あっという間に裸にされた俺の身体を、彼女は品定めするように見下ろす。
「へえ、結構いい身体してんじゃん」
そう言うと、彼女は俺の胸に顔を寄せ、乳首を舌先でちろりと舐めた。
「ひっ……!」
怜奈さんに開発されたばかりのそこは、僅かな刺激にも敏感に反応する。俺が声を上げると、沙羅さんは楽しそうに笑った。
「うわ、マジで感じてんの? キモ」
言葉とは裏腹に、彼女の責めは執拗だった。舌で舐め回し、軽く歯を立て、吸い上げる。怜奈さんのそれが熟練の技なら、沙羅さんのそれは若さと好奇心に裏打ちされた、容赦のない攻撃だった。 乳首への刺激に悶えていると、彼女の手は下半身へと伸び、すでに硬くなっていた俺の昂りを握りしめた。
「こっちも準備万端じゃん。ほんと、助平なんだから」
彼女は俺の股間に顔をうずめると、ためらいもなくそれを口に含んだ。怜奈さんのそれとは全く違う感触。小さく、柔らかい唇と、まだあどけなさの残る粘膜。だが、その舌使いは母親に勝るとも劣らない、驚くべき巧みさだった。 高速で上下させながら、時折、吸引力を強めて真空状態を作り出す。先端を舌で集中的に刺激し、裏筋を指でこする。怜奈さんが全体を包み込むような快感だとしたら、沙羅さんのそれは一点集中で脳を焼き切るような、鋭利な快感だった。
「ん……んんっ……!」
「……っ、んちゅ……どう? お母さんより、気持ちいい?」
口を離し、唾液で濡れた唇を艶めかしく舐めながら、彼女は尋ねる。俺は喘ぎながら、こくりと頷くことしかできない。
「だよね」
満足そうに笑うと、彼女は再びしゃぶり始めた。だが、俺が絶頂を迎えそうになると、ぴたりと動きを止める。怜奈さんと同じ、寸止めだ。
「やだ……まだイかせない」
彼女は悪戯っぽく笑うと、今度は俺の耳元に顔を寄せた。
「ねえ、大家さん……どうしてほしいの……?」
甘く、湿った声が鼓膜を震わせる。吐息が耳にかかるだけで、背筋にぞくぞくとした快感が走った。
「……んっ、ぁ……」
「耳、弱いでしょ。知ってるよ」
彼女は耳たぶを甘噛みし、そのまま舌を這わせ、耳の穴にねじ込んできた。
「ひぃぃっ……!」
脳みそを直接かき混ぜられるような感覚に、俺の身体は大きく跳ねた。全身が痺れ、思考が停止する。沙羅さんはそんな俺の反応を楽しみながら、さらに囁きを続けた。
「私の言うこと、聞いてくれる……? そしたら、もっとすごいことしてあげる……お金、くれるよね……?」
快感で朦朧とする意識の中、彼女の声だけがはっきりと響く。それはもはや、拒否などできる状態ではなかった。
「……あげる……から……」
「いくら?」
「じゅ……十万……」
「もっと。三十万」
「……わかった……」
「やった」
彼女は満足そうに笑うと、再び俺の乳首に吸い付いた。そして、空いている手で俺の昂りを激しくしごき始めた。耳と乳首とペニス、三点同時に加えられる強烈な刺激。
「だめ……だめだ……イク……!」
「いいよ、イって。私のために、いっぱい出して」
その許可が出た瞬間、俺の身体は限界を超えた。怜奈さんの時とはまた違う、鋭く、鮮烈な快感が全身を貫き、俺は沙羅さんの手の中で激しく放出した。 ぐったりと脱力する俺の横で、沙羅さんはティッシュで手を拭いながら、平然とした顔で言った。
「じゃ、約束だからね。三十万。今すぐ振り込んで」
その言葉には、先程までの甘い響きは微塵もなかった。俺は、この退廃的な瞳を持つ少女の底知れなさに、恐怖すら感じていた。この母娘は、二人とも、俺を破滅させるために現れた悪魔なのかもしれない。俺は、まるで夢遊病者のようにスマホを手に取り、彼女の指定した口座に金を振り込むしかなかった。
*
その日を境に、俺の平穏な日常は完全に崩壊した。水城怜奈と沙羅は、まるで示し合わせたかのように、俺の部屋に入り浸るようになった。
ある日は怜奈さんがやってきて、「大家さん、寂しくなっちゃった」と甘い声で言いながら、熟練の技で俺の身体を骨の髄までしゃぶり尽くしていく。彼女のそれは、もはや単なる性行為ではなく、一種のセラピーのようでもあった。包み込むような愛撫と、すべてを受け入れてくれるかのような深い結合は、罪悪感を麻痺させ、抗いがたい安らぎを与えた。 そして、行為が終わると彼女は決まって言うのだ。「ねぇ、今月分の家賃、これでおしまいにしてくれるわよね?」と。俺に否やはなかった。
またある日は、学校帰りの制服姿のまま、沙羅さんがやってくる。「ただいま、パパ」などとふざけた挨拶をしながら、彼女は遠慮なく俺の身体を求める。沙羅さんの責めは常に刺激的で、スリルに満ちていた。現代の若者が好むような、少し乱暴で、支配的なプレイ。彼女は俺を「キモい」だの「助平」だの罵りながらも、その手つきと舌使いは驚くほど丁寧で、俺の性感帯を的確に攻め立てた。 そして、俺が快感の頂点で喘いでいると、彼女は耳元で囁くのだ。「ねぇ、新しいスマホ欲しいんだけど。十万、くれるよね?」と。俺は、まるでそれが当然であるかのように、頷くしかなかった。
母と娘は、決して同時に来ることはなかった。怜奈さんが来た数日後に沙羅さんが現れ、沙羅さんが去った翌日に怜奈さんが訪れる。まるで、俺という獲物を共有する二匹の雌豹のようだった。彼女たちは、俺の貯金残高が減っていくことなどお構いなしに、身体を対価として金品を要求し続けた。
熟練の母が与える、とろけるような快楽。 小悪魔的な娘が与える、突き抜けるような快楽。
二つの異なる、しかしどちらも抗いがたい魅力を持つ快楽に、俺は完全に溺れていった。大家と店子という関係性はもはや存在せず、俺は彼女たち母娘の共有財産、性欲と金銭欲を満たすための便利な道具に成り下がっていた。 頭ではわかっているのだ。このままではいけない。破滅する。だが、彼女たちがドアをノックするたびに、俺の心は期待に高鳴り、身体は正直に疼いてしまう。ジムで身体を鍛えるのも、美味いものを食べるのも、すべては彼女たちに奉仕するため。俺の生活の中心は、完全に水城母娘になっていた。
*
そんな歪んだ共生関係が数ヶ月続いたある日の夜、事件は起きた。その日は珍しく、数日間どちらも俺の部屋を訪れず、俺は少しばかりの寂しさと安堵を感じながら、一人でウイスキーを飲んでいた。その時、玄関のチャイムが鳴った。 モニターを見ると、そこに映っていたのは、怜奈さんと沙羅さん、二人の姿だった。
同時に来た? なぜ?
混乱する俺をよそに、彼女たちは鍵も持っているかのようにドアを開けて入ってきた。いつの間にか、合鍵でも作っていたのだろう。
「こんばんは、大家さん」 「やっほー、パパ」
怜奈さんは黒のタイトなドレス、沙羅さんはへそ出しのTシャツにミニスカートという出で立ちで、二人並ぶと妖艶さと退廃的な魅力が混じり合い、凄まじい破壊力を放っていた。
「ど、どうしたんだ、二人で……」
俺が戸惑っていると、怜奈さんが俺のグラスを取り上げ、くいっと中身を飲み干した。そして、その潤んだ唇で俺に迫る。
「今夜はね、私たち親子で、大家さんに特別なご奉仕をしようと思って」
「そうそう。いつもどっちか一人じゃ、大家さんも満足できないでしょ?」
沙羅さんが背後から俺の肩に腕を回し、耳元で囁く。二人の体温と甘い香りに挟まれ、俺の心臓は激しく鼓動を始めた。
「さ、ベッドに行こっか」
沙羅さんに背中を押され、怜奈さんに腕を引かれ、俺はなす術もなく寝室へと連行された。これから何が始まるのか。恐怖と、それ以上に巨大な期待が、俺の全身を支配していた。母と娘、二人がかりの奉仕。それは、俺が想像もしたことのない、未知の快楽への扉だった。
ベッドに押し倒された俺に、怜那さんと沙羅さんが左右から覆いかぶさってきた。まるで獲物を仕留める獣のように、爛々と輝く二対の瞳が、薄暗がりの中で俺を捉える。
「さあ、始めましょうか」
怜那さんのその言葉を合図に、二人の唇が同時に俺の身体に吸い付いた。怜那さんは俺の唇を貪り、沙羅さんは首筋から鎖骨にかけて、キスマークを刻んでいく。熟練の母の支配的なキスと、若々しい娘の挑発的な愛撫。二方向から同時に押し寄せる感覚の波に、俺の脳は早々に処理能力の限界を迎えた。
「ん……んんっ……!」
俺が喘ぐと、二人は楽しそうに顔を見合わせて笑う。
「大家さん、もう感じちゃってる」
「ちょろいね、パパ」
彼女たちは手際よく俺の服を剥ぎ取ると、今度は怜那さんが上半身、沙羅さんが下半身を担当する分担作業に入った。 怜那さんの指と舌は、俺の胸を徹底的に攻め立てる。両方の乳首を同時に、片方は指でこね回し、もう片方は舌で舐め上げる。吸い付く力の強さ、舌の動かし方、すべてが計算され尽くした動きで、俺の胸は快感に灼かれるように熱くなった。 一方、沙羅さんは俺の昂りを弄んでいた。怜那さんが上半身に集中させている隙に、彼女は先端に舌を這わせ、裏筋を指でなぞる。そして、俺がびくりと反応するのを見ては、くすくすと笑うのだ。
「あっ……ひぃっ……!」
「ねぇ、お母さん。大家さんのここ、すごいことになってるよ」
「本当? 沙羅、代わってちょうだい」
言うが早いか、二人はするりとポジションを入れ替えた。今度は沙羅さんが俺の乳首に吸い付き、怜那さんが俺の股間に顔をうずめる。
「あらあら、本当ね。こんなに熱くしちゃって」
怜那さんの熟練のフェラチオが始まった。根本まで深く、それでいて優しく包み込むような感触。沙羅さんの鋭利な快感とは違う、脳の芯までとろけさせるような、深く、甘い快楽だ。 同時に、沙羅さんは容赦なく俺の乳首を噛み、吸い上げた。痛みと快感が混じり合った強烈な刺激が、怜那さんのもたらす快感と共鳴し、俺の身体を内側から破壊していく。
「あ……ああ……っ! だめ、もう、イク……!」
俺が叫ぶと、怜那さんはぴたりと動きを止め、沙羅さんは乳首から唇を離した。寸止めだ。しかも、二人がかりの。
「「まだよ」」
二人の声が、綺麗にハモった。
「ねぇ、大家さん。私たち、もっとすごいことできるんだけど、してみたくない?」
怜那さんが俺の耳元で囁く。
「二人で、同時に……挿入てあげる」
沙羅さんが、反対側の耳に唇を寄せる。 その言葉の意味を理解した瞬間、俺の身体に電流が走った。母と娘による、前後からの同時挿入。そんな背徳的で、想像を絶するプレイを、彼女たちは提案してきたのだ。 もはや、俺に拒否権などなかった。快感に狂わされた脳は、ただこくりと頷くことしかできない。
「いい子ね」
怜那さんは俺の身体を横向きにさせると、背後から俺の昂りを掴み、自分の潤んだ入り口へと導いた。同時に、沙羅さんは棚からローションを取り出し、俺の尻の割れ目にたっぷりと塗りたくる。
「ちょっと、冷たいかもね」
沙羅さんの細く、冷たい指が、俺の未経験の場所にゆっくりと侵入してきた。
「んぐっ……!?」
異物感と、背徳感。そして、指が内部の柔らかい部分を探り当てた瞬間に走る、鈍い快感。俺が混乱していると、怜那さんの熱い肉壁が、俺の昂りを完全に飲み込んだ。
「あ……ぁぁっ……!」
前後から同時にもたらされる、未知の感覚。怜那さんの熟れた身体の締め付けと、沙羅さんの指が内部をかき回す刺激。二つの異なる快感が、俺の神経をぐちゃぐちゃにかき乱す。
「すごい……大家さん、中、すごい熱い……」
「見て、沙羅。大家さんのお顔、蕩けちゃってるわ」
俺は、もはや自分がどんな表情をしているのかもわからなかった。ただ、快感の波に身を任せ、喘ぎ続けるだけだ。
「じゃあ、私もいくね」
沙羅さんは指を抜くと、代わりに何か硬いものを、俺の後ろに宛がった。
「うそ……だろ……」
俺が呆然と呟く。彼女が身につけていたのは、リアルな形状のペニスバンドだった。
「パパ活してると、こういうの好きな男の人、多いんだよね」
悪びれもなく言うと、彼女はゆっくりとそれをねじ込んできた。指とは比べ物にならない太さと硬さが、俺の後ろをこじ開けていく。
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ……!」
痛みと、それを凌駕するほどの快感。背徳感。そして、母と娘に完全に支配されているという屈辱的な興奮。すべての感情がごちゃ混ぜになり、俺の理性の箍は完全に外れた。
「「いくわよ」」
二人の腰が、同時に、リズミカルに動き始めた。前からは女の、後ろからは男の役割で、俺の身体を徹底的に貫いていく。ベッドが大きく揺れ、三人の喘ぎ声と肌がぶつかる音が部屋に響き渡る。
「あっ、あっ、あっ……! きもち、いい……っ!」
「大家さん、すごい……! 私たちの、どっちが気持ちいい……?」
「どっちも……どっちも、すごい……っ!」
もはや、思考などできなかった。ただ、与えられる快感を貪るだけの獣になっていた。射精寸前で何度も動きを止められ、焦らされ、快感の限界点を何度も超えさせられる。意識が朦朧とし、現実と夢の境目が曖昧になっていく。 そんな俺の耳に、二人の悪魔が最後の囁きを吹き込んだ。
「ねぇ、大家さん。私たち、ずっとこうしていたいな」
「このアパート、私たちにちょうだいよ」
「そうすれば、毎日、三人でこうして楽しめるわよ」
「あなたの全部、私たちにちょうだい……?」
朦朧とする意識の中、その言葉は神の啓示のように響いた。そうだ。この快楽が永遠に続くなら、何もいらない。このアパートも、金も、俺のすべてを、この母娘に捧げよう。
「……あげる……全部、あげるから……」
俺がそう呟いたのを、二人は聞き逃さなかった。
「「ありがとう、大家さん」」
その言葉が、俺の最後の理性を断ち切る合図だった。二人の腰使いが、一気に激しさを増す。
「イッ……イがぜでぐだざい……!」
俺は涙ながらに懇願した。
「「いいわよ。私たちのために、全部出しなさい」」
次の瞬間、俺の身体の奥から、今までに経験したことのないほどの巨大な熱の塊が突き上げてきた。目の前が閃光に包まれ、俺は絶叫と共に、意識を手放した。
*
どれくらいの時間が経ったのか。俺が目を覚ますと、隣には怜奈さんと沙羅さんが満足げな顔で眠っていた。そして、サイドテーブルの上には、俺自身が署名し、実印まで押してしまったアパートの権利譲渡契約書が、ひっそりと置かれていた。
俺は、すべてを失ったのだ。 この美しい悪魔たちに、身も心も、財産も、すべてを食い尽くされた。 だが、不思議と後悔はなかった。むしろ、空っぽになった身体と心には、奇妙な満足感と、これから始まるであろう快楽の奴隷としての日々への、仄暗い期待だけが満ちていた。
俺はもう、ただの大家ではない。この母娘に飼われる、一匹のペットなのだ。 俺は二人の寝顔を眺めながら、自嘲するように、しかしどこか嬉しそうに、微笑んだ。